hinochakyotoのブログ

京都でブレンド野草茶をつくっています。

簡単!野草チンキ、化粧水の作り方

京都でブレンド野草茶を作っている日の茶です。

野草茶を販売させてもらっていますが、インスタやFBで野草チンキ、化粧水のことをアップすると、興味を持ってくださることが多いので、

野草チンキ、化粧水のつくり方をご紹介します。


植物の力を利用するのには、ヨーロッパなどが発祥のアロマテラピーがありますが、植物の精油を抽出するには専用器具が必要だったり、たくさんの量の植物が必要になります。


それに比べて、チンキは古くから日本で行われていた、植物の有効成分を抽出する方法で、有用な植物をホワイトリカーなど、度数が35度以上のアルコールに最低1ヶ月漬け込むだけの、火も使わないとても簡単な方法だと思います。


そして、このアルコールに漬け込む方法は、油溶性、水溶性、両方の成分が抽出されますので、とても効率的に植物の力を最大限に活かす方法ではないでしょうか。


ではつくり方を順を追ってご説明します。


①野草を摘む

 季節の野草を摘みましょう。

化粧水にする場合のおすすめの野草は

・1月後半大寒の頃→枇杷の葉(美白など)

・春頃→雪の下(美白など)

           →ヨモギ(肌荒れ、美白など)

           →すぎな(むくみ、収斂作用など)

・6月頃→どくだみの花(虫刺され、肌荒れなど)

・12月頃→柚子の種(保湿、美肌など)


それ以外にも香りを楽しむのに、4月に桜の花、初夏にカキドオシ、クロモジなども良い香りがします。

チンキは精油と違って香り成分はあまり抽出されにくいですが、これらは私が試したところ良い香りがしました!


摘めない場合は乾燥させた野草、日本のドライハーブでも大丈夫です。


②摘んだ野草を洗って、水分を拭き取り、少し乾燥させる


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野草は摘んだ場所によって洗わなくても良いくらい綺麗な状態のものは、なるべく洗わない方が野草の良い微生物をそのまま使えます。

廃棄ガスなどが気になる場合は洗いましょう。

水分をキッチンペーパーなどで拭き取り、少し乾燥させます。

水分がすこしでも残っていると、アルコールと分離してしまいます。


③煮沸消毒か、アルコール消毒したビンに野草とホワイトリカーを入れる


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煮沸消毒が面倒、小さなお子さまがいて危険という方は、漬け込むホワイトリカー少量をビンと蓋に潜らせ、消毒しても大丈夫です!


④最低1ヶ月は漬け込む


はじめのうちは毎日ビンを振って染み込ませていきます。最低1ヶ月で一年くらい漬ける方もいらっしゃいます。

じっくりとエキスを取り出す感じで、水溶性と油溶性両方の成分が抽出できます。


⑤漉して使用する


ガーゼやコーヒーフィルターなどで漉して様々な方法に利用します。

精製水と混ぜて化粧水にするときは、割合はお好みです。アルコールが苦手な方は精製水を多めめで。保湿効果を加えたい方はグリセリンを数滴入れても良いでしょう。


精製水を混ぜたら1ヶ月以内に使い切り、冷蔵庫保管でお願いします。


また使用する前はお肌の目立たない部分でパッチテストをしてください。


ぜひ身近な野草で野草チンキ、野草エキスを作ってみてください。


またワークショップも開催予定です。詳細はインスタグラム、FBでもお知らせいたします。


野草茶を飲んで身体の中からもきれいになりましょう!

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